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一人でやれば個性、皆でやればそれはカルチャー。
人間社会の多様性を知る楽しみがあります。
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■男の器、女の器 【2002年12月05日】
男の課題 / 女の課題 / パートナーシップ
■男の課題
このごろ、特に、女性がどのように生きていくかは、その人により千差万別なんだなぁとしみじみ感じるようになってきました。
男性の方がシンプルといえばシンプル、1本調子といえば1本調子、幅がないといえば幅がない、と感じます。
古来、男性は家庭にあっては大国柱としての働きを期待され、とにかく仕事をして家族を一生養うことで責任を担ってきています。社会にあっても、その働きは結局のところ規模と仕事内容の差はあれ、同じだったりしますから、一言でいえば、男性はさまざまな人生環境のなかで、「責任を取る」という行為を通して「リーダーシップ」を磨くようになっていると思われるのです。
男の器量は、結局のところ、「どれだけ責任を取れるか」だったりしますから。
■女の課題
片や、女性の方はというと、現代の日本では特に、その理想像が一つに収まりきれないところがあると思います。女性の人間としての生き方の理想像は、家庭婦人となり子どもを育て家庭を切り盛りしていくことだ、といい切れなくなっています。
キャリアを持って社会に貢献する道も開かれています。キャリアを持ちつつ、家庭婦人となり子どもを育てることも、その逆も可能です。独身で子どもを育てることも可能です。また、独身子どもなし、という生き方もあります。
女性の生き方として、一人一人の責任で選び取って進んでよいという、そういう時代を迎えているのだと思います。これが、ここ数百年というゆっくりとした、しかし着実な歴史の流れのなかで迎えている、21世紀初頭の先進国の女性の現状だと思います。
ですが、これらのさまざまな生き方の選択肢を通して、女性は人間としての「何」を磨くようになっているのでしょうか。男性の課題が「責任」にあるなら、はたして女性の課題は「何」なのでしょうか。
女性パワーの興隆につれて、女性の生き方も多様化し、女性の人生の課題はますます、見えにくくなっているようにも思えるのです。
■パートナーシップ
マーケティング分野の仕事をする筆者の場合、20代はほとんど何も考えずに自己主張に明け暮れていたように思います。30代になり、男性と女性の社会的な立場の違いを感じて不平等感とあきらめとを感じることが多くなり、男性は目の上のタンコブといった存在でした。「ちょっと、そこどいてちょうだい、私が歩いてるんだから」というのが、ぴったりの気分でした。
そして、姉御カゼを吹かせる時期を過ぎて、40代に入り、肩の力が徐々に抜けていきました。それは、仕事でも周囲を巻き込んで仕上げていかざるをえない状況が多くなり、多くの異見や状況の調整をどうつけるか、といったことになっていったからです。
そして、一歩引く自分、一歩引ける自分というものを掴んでいったときぐらいから、仕事上でも、男性vs女性という戦いではないということが実感としてわかるようになってきました。それまではやはり、女性が社会で仕事をして評価を受けて1人前として生きていくのだから、とプロ意識というカンバンに片意地を張っていたわけです。男性に負けたくない!このプロテクターをぬいだら、社会で働く人間としての存立の基盤がなくなる、評価されなくなってしまう、と無意識に。
そうこうして揉まれるうちに、肩の力が抜けたのでしょうが、仕事を含めて周囲の人々を暖かく生かすことがうれしいと、感じるようになっていきました。実際、それには、素のままの自分でよいので、無理な自己発揮をせずともよく、心地いいものです。
で、ようやく、女性は人生の課題として「育む」という道を通してリーダーシップを磨いていることに気づいていきました。我が子であれ、仕事上の部下であれ、また社会が対象であれ、どのような人生の環境を選択していようとも、女性は他を「育む」ことで人生をかけて成長していけるものなんだと気づいていきました。
そして、男性と女性は競い合うものではなく、補完し合うもので、ほんとうのパートナーシップを築こうと努力していくことが男性・女性の理想なのだと思えるようになりました。夫婦だけではなく、親子でも、兄弟でも、友人、上司部下、仕事関係者でも。うーん、気づくのが遅過ぎでしょうか。両親は、娘のもの分かりの遅さに、さすがに呆れているようですが。
夫婦や親子と見るからお互いに甘えて揉めごとになることでも、相手とどんなパートナーシップを組むか、という面から見ると、また違った関係が築けるから不思議です。苦手な異性の仕事関係者にもオススメです。コチコチのジェンダーフリー論に固まっている方々にも、「パートナーシップ」で眺める視点をオススメしたいなと思います。
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