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■これはホント?:
「占領軍が日本暗黒史観を強制した」
【2003年9月14日】 アメリカ内部の葛藤 / マッカーサーの翻意 /
占領史観を誰が引き継いだのか
■アメリカ内部の葛藤
連合国側の政治家、政治官僚も知っていた日本の戦前の民主主義ですが、どういう経過で「日本の民主主義はアメリカがもたらした」と変わったのでしょうか。
ここにはねじれがあります。
このねじれは、アメリカ、日本の、各共産勢力がからんだことで、見えにくくなっています。
日本への占領開始当時、アメリカ政府内に2つの勢力がありました。その知日派の政治家や政治官僚が一掃されてしまい、天皇責任論者で懲罰政策を推し進める反日的な勢力に取って代わられました。
その結果をうけて、現地日本の占領当局=GHQ内部にも、アメリカの左翼官僚たちがはばを効かせてしまいます。
彼らは、日本の歴史と文化に無知なことを口にも出していたようで、過去の日本のすべてを悪であるとしてたたきつぶして、過去を破壊して民主主義を建設するんだと、かってに理屈をつけて実行したようです。
そうして、徹底した言論統制を行い、戦前の日本はすべてが暗黒時代で、占領軍と新憲法のおかげではじめて日本が民主化した、自由化した、という見方を植え付けたというわけです。
ところが、こうした極端で傲慢なアメリカの左翼系官僚たちは占領当局=GHQ内部でも問題になり、彼らは昭和23年一杯でいなくなります。
つまり、昭和24年以降は、こうした偏向したものの見方は、占領当局=GHQからも急速に出なくなります。
というのも、朝鮮半島で共産勢力との戦いが起こりはじめ、アメリカ政府内での日本の戦略価値が高くなり、自由主義陣営の国として復興させる必要が高まったことも大きかったようです。
■マッカーサーの翻意
日本に占領軍のトップとしてきたマッカーサーですが、上智大学名誉教授・渡部昇一氏の言によれば、彼は朝鮮戦争が起こったときに、戦前の日本の行動を理解したといいます。
朝鮮半島を南下してくる共産勢力をなんとか食い止めようとして、日本が明治以来、政治的にも軍事的にもさまざまな手を打たざるを得なかったこと、をです。
東京裁判でさんざん、日本の開戦責任を断罪させたマッカーサーですが、
昭和25年には、本国アメリカ上院の軍事外交合同委員会で、「日本が先の戦争を起こした理由は、主に自衛(生存)のためだった」、と証言しているのだそうです。自衛(生存)の訳語の原語は、surviveです。
自分が実際に、朝鮮半島で共産勢力の脅威を肌で感じてみて、シマッタと思ったのかもしれませんね、憶測ですが。
新憲法で日本の軍事をしばったマッカーサーですが、その本人が、朝鮮戦争が勃発した昭和25年に、日本に警察予備隊=自衛隊の前身を作らせています。
さらにマッカーサーは、共産勢力を朝鮮半島からその奥の中国内陸部へと追跡して殲滅すべきで、そのためには原爆を使いたい、と本国に打診しますが、
これは、第二次世界大戦が終わって軍縮政策に転換していたアメリカ本国と合わず、解任されています。
そのため、朝鮮半島は半分まで共産化され、38度線で休戦して、以後約50年間この体制が固定することになりました。
■占領史観を誰が引き継いだのか
占領軍の左翼系官僚たちが言論統制して徹底的に浸透させた「日本暗黒史観」ですが、占領から昭和23年一杯まででした。たった3年半のことです。
しかし、この、暗黒史観による占領政策自体は続き、その見方を日本の左翼勢力、左傾マスコミ、左傾学者、作家、日教組、労働組合、などが引き継いでいきます。
後から振り返ると、占領軍の悪影響だけがクローズアップされがちですが、その見方を広げる人々がいたからこそ広まったところがあります。
なぜ、共産勢力が引き継ぐのかですが、
共産勢力の人々は、国家と個人を対立するものとして考えます。国や権力者は「悪者」で、人民や市民を「搾取」する、と考えるので、
戦前の日本「国家=軍隊」が極悪非道で、好戦的で、侵略的で、色情狂い...であればあるほど、彼らに好都合なわけです。
だからこそ、こんな国は共産革命を起こしてつぶさなければならない、という結論になります。革命で倒すには弱いほどラクですから、彼らは、日本が弱体化するものなら何にでも飛びつくところがあります。
こうして、当時、国際共産主義の名のもとに、各国の共産勢力は動いていたわけで、占領軍の左翼系官僚の日本暗黒史観を、国内の共産勢力が受け継いで広げていったのは、残念ながら当然といえば当然なんだろうと思います。
ですから、ここからは、完全に国内問題なんだと思います。
当時、共産勢力の力がまだ大きく、左傾でないとエリートではない風潮があり、共産革命が起こっても粛清されないように共産主義に媚びる学者やマスコミなどのオピニオンリーダーも多数いたようです。
こうして広げられた「日本暗黒史観」は、かなり日本人に食い込んで、50年も経っているわけです。
世代交代が進み、この日本暗黒史観で育った人が先生になり、次の子ども、その次の子どもが教育されるようになった50年後の今、謝罪外交、歴史教科書、..などなど持ち上がってくるのは、原因・結果の当然の姿だと思われます。
これを正すには、素直な目で歴史の経過を見ることに尽きています。
来週は、憲法を見てみます、お楽しみに
<Rei>
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