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一人でやれば個性、皆でやればそれはカルチャー。
人間社会の多様性を知る楽しみがあります。
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■動物も見入るテレビ 【2002年6月20日】
飼い猫が真剣に見入るテレビがあります。時には、一緒にそのチャンネルを見ながら、猫がもっと理解できるようにと、お節介ながら簡単な言葉で説明をすることもあります。動物がテレビに関心を持つなどとは考えもしなかったことですが、これは動物とのコミュニケーションを考える上で、画期的なことかもしれない。
ことの始まりは、食後のテレビ。ふと横を見ると、飼い猫が真剣に画面を見ているではないですか! ちょこんと座り、身を乗り出し、真剣に画面を見て聞き耳を立てて聞いている!
『エェッ?! 何、これ..。うそ!..あら、やだ..真剣に見てる。この番組好きなんだぁ、猫も興味を持つテレビがあるんだぁ、そうなんだぁ...』私は、飼い猫がテレビを見るという事実を、びっくりしながらも受け入れることに。なにしろ、スカパーの動物専門チャンネル、アニマルチャンネルを付けていたのですから。番組は覚えていませんが。
その後も、猫は、自分の興味に素直に番組を楽しんでいます。アニマルチャンネルならすべてを見るかというと、そうでもなく、好みがあるらしい。今までの極め付きは、イギリスの都市の下水道に棲むネズミの生態のリポート番組でした。画面のど真ん前にちょこんと座り、画面の動きを真剣に追っていまする。私は、その様子を眺めていたいというだけで、その番組にお付きあいをしてしまいました。
次に好きなのは、『アニマルレスキュー』や『ワイルドレスキュー』という、動物の救急医療の番組ですが、それも全部見るかというとそうでもありません。むっくり起き上がり、聞き耳を立てつつ画面に向き真剣に見るときもあれば、大あくびをして、テレビにお尻を向けて丸まって寝てしまうことも多い。
どこで興味の有無が分かれるか観察しているうちに、気がついたことがあります。それは、動物病院や保護施設に出てくる獣医やスタッフなどの人間から、『その動物を助けたい』という気持ちが溢れているのが、画面から伝わってくる番組になっているとき、そういうときに飼い猫も画面を真剣に見つめることが多いようなのです。
それは、番組としても成功しているもので、動物医療に人生を捧げる人々の真摯な活動に頭が下がる思いがします。また、医療スタッフだけではなく、その番組の制作スタッフ、リポーター、番組に登場する飼い主、交通事故にあった動物を病院に連れてくる近所の人々、など関わりを持つ人間がそれぞれの立場で動物を愛する思いから行動しているのが、伝わってくるものです。
無償の、純粋な思いが仕事をしている。という言葉がぴったりします。というか、その動物への無償の愛の思いが、動物と人間のコミュニケーションをさらに一段高い段階へ押し上げて行くということなのだろうと思います。動物も愛に敏感に反応する。知的欲求もある。ただ、その発現の仕方にはさまざまな個性が与えられている、と感じるようになりました。
あれ以来、飼い猫がテレビに見入ると、撫でながら『助かるといいねぇ..』などと、会話を楽しんでいます。何というか、動物というお友だちを発見したようで、いとおしい。 <Rei>
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